エクセルで数値を3桁区切りで表示させたり元に戻したりする方法とショートカット

書式設定

桁数が大きい数値は3桁ごとに桁区切りのカンマ(,)を表示させると読みやすくなります。ここでは3桁区切りで表示させたり元に戻したりする方法と、覚えておくと便利なショートカットキーについて解説します。
また、3桁区切りの表示でよく似た書式「数値」「通貨」「会計」の違いについても解説します。

この記事では、上の表に3桁区切りのカンマ(,)をつけていきます。

3桁区切りのカンマ(,)の付け方(マウス使用)

3桁区切りを表示させる範囲を選択

まずは、3桁区切りを表示させたいセル(B4~G11)をマウスでドラッグ&ドロップします。

桁区切りスタイルボタンをクリック

次に、「ホーム」タブの「桁区切りスタイル」ボタンをクリックします。

3桁区切りのカンマ(,)が表示されました。

通貨表示形式ボタンで¥マークも表示される

「ホーム」タブの「通貨表示形式」ボタンをクリックすると・・・

¥マークと3桁区切りのカンマ(,)が表示されます。

数値の書式ボタンで数字のみの表示に戻る

¥マークやカンマ(,)を消したいときは、「ホーム」タブの「数値の書式」ボタンで「標準」をクリックすると消えます。

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3桁区切りのカンマ(,)の付け方(ショートカット)

続いて、ショートカットキーを使って3桁区切りを表示させる方法を解説します。

範囲指定するショートカット

表のセル(A3~G11)のどこかのセルを選択した状態で、「Ctrl」+「Shift」+「*」を押すと表全体が選択されます。

3桁区切りのカンマを表示させるショートカット

続いて、「Ctrl」+「Shift」+「!」を押すと3桁区切りのカンマが表示されます。

¥マークも表示させるショートカット

「Ctrl」+「Shift」+「$」を押すと¥マークも表示されます。

数字のみの表示に戻すショートカット

「Ctrl」+「Shift」+「~」を押すと¥マークやカンマ(,)が消えます。

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3桁区切りの書式「数値」「通貨」「会計」の違い

ここまで、3桁区切りのカンマや¥マークの表示・非表示の方法について解説してきました。
これまで解説してきた方法の場合、適用される書式は「通貨」となります。
同じように3桁区切りのカンマや¥マークが表示される書式として「数値」と「会計」がありますが、これら3つはどのような違いがあるのでしょうか。

それぞれの書式で設定した場合の表示を見てみましょう。

セルの書式設定のショートカット

書式を設定したい範囲を選択し、「Ctrl」+「1」を押すとセルの書式設定画面が表示されます。

書式「数値」の特徴

「負の数の表示形式」で、下図の囲まれていない表示を選択した場合は、数字がセル右側の線より少し離れます。
(先ほどの図、書式「数値」の1行目です。こちらをクリックすると図に移動します。)
それ以外の、囲まれている3つの表示を選択した場合は、数字が右詰になります。
(先ほどの図、書式「数値」の2行目です。こちらをクリックすると図に移動します。)

書式「通貨」の特徴

「記号」で、「なし」や「¥」の選択によって表示非表示を設定できます。
(先ほどの図、書式「通貨」を確認してください。図はこちらから移動します。)
「負の数の表示形式」で、下図の囲まれている2つの表示を選択した場合は、 数字がセル右側の線より少し離れます。
(書式「通貨」の3行目です。図はこちらで確認できます。)

書式「会計」の特徴

「記号」で、「なし」や「¥」の選択によって表示非表示を設定できます。
(先ほどの図、書式「会計」を確認してください。図はこちらから移動します。)
書式「会計」を選択した場合は、必ず数字がセル右側の線より少し離れます。また、ほかの書式と異なり、マイナス表記が赤文字になることはありません。

もし、「会計」の書式でマイナス表記を赤文字にしたい場合は、「分類」で「ユーザー定義」をクリックし、「種類」に下図のように入力するとマイナスを赤文字表記にできます。

書式「通貨」と「会計」では、¥マークの場所や0の表記が異なる

ここまで、各書式の違いについて解説してきましたが、もう一つ、大きく異なることがあります。
それは、「通貨」と「会計」では¥マークの表示場所が異なるということです。

「通貨」の場合は、数値に密着するため桁数が変われば¥マークの場所も変わります。
一方、「会計」ではセルの左寄りに表示されるため、桁数が変わっても¥マークの場所は変わりません。
こちらから、先ほどの図で確認してみてください。

また、0の表記も下図のように異なります。

どれを選んでも計算式には影響しない

ここまで、3つの書式の違いについて解説してきました。
それぞれに多少の違いはあるものの、計算結果には何も影響ありませんので、ご自身の好みでどれを選んでいただいてもかまいません。
(会社で書式が決まっていれば、同じ書式を使うようにしましょう。)

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最後に

エクセルファイルのダウンロード

この記事の解説で使用したエクセルファイルをダウンロードできます。
ダウンロードはこちら

まとめ

今回の記事では、次の3点を解説しました。
(クリックすると、それぞれの解説ページに移動します)

ショートカットは覚えるほど、作業にかかる時間が短縮されます。
とはいえ一度にすべてを覚えるのは大変なので、エクセルを扱いながら「この作業のショートカットは何だったかな?」と、このブログを参考にしていただけると嬉しいです。

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